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フレンチブルドッグの基礎知識について
フレンチブルドッグはコウモリ耳と大きくスクェアな頭部が特徴のきわめて個性的な犬種です
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フレンチブルドッグ
フレンチブルドッグの起源についてはいろいろとあり、論争も盛んに行われています。
フランスでは、フレンチブルドッグは17世紀以前にフランスで飼育されていた闘犬種が起源であると主張しています。
スペイン原産の牛追い犬の系統であるとする説も有力です。
イギリスでは、イギリスのブルドッグが原種であると主張しており、現在のところこの説が国際的に最も定着しているようです。
フレンチブルドッグはフランスでブルドッグ・フランセーズと呼ばれますが、イギリスの象徴であるブルドッグに「フランス」を冠した事にイギリスの愛犬家が異議を唱えた事もあるほどです。
ブルドッグが原種であると考えてみると、1860年頃イギリスの小型のブルドッグがフランスに渡り、パグやテリアなどと交配されて作出されたのがフレンチブルドッグであると考えられます。
フランスにおけるフレンチブルドッグの作出過程の多くの試みは、ブルドッグの本家であるイギリスに逆輸出され、ブルドッグそのものの改良に貢献した事も事実です。
背景には本家ブルドッグが闘犬禁止法令により闘犬としての職を失い、ブルドッグ犬種存続のためには闘争的な性格を改良する必然性が高まっていた事があります。
フレンチブルドッグはブルドッグの小型化と闘争心の排除に役立ったと言われています。
そもそもフレンチブルドッグの主たる特徴は、闘犬が最盛期のイギリスのブルドッグに望まれた資質と正反対のものです。
闘犬ブルドッグの繁殖過程で生まれた小型軽量、立ち耳、温和な性格の犬はイギリスでは注目される事がなく、フランスに持ち出され、まったく用途の異なる犬に仕上げられたと考えたほうがいいでしょう。
フレンチブルドッグは当初フランスでネズミ駆除の目的で繁殖され、20世紀の中頃までは労働者階級の愛玩犬として普及していきました。
やがて上流階級の貴婦人達の間で人気を博し、最近は多くの国で高所得者層のアクセサリー犬としての地位を獲得しています。
フレンチブルドッグの最大の特徴は、コウモリ耳です。
イギリスのブルドッグとの決別の象徴としてフレンチブルドッグのコウモリ耳は特別な意味をもち、現在のスタンダードではコウモリ耳以外のものは失格と定義されています。
フランスで飼育された当初は、コウモリ耳とローズ耳の個体が混在しており、ローズ耳への回帰の傾向が強くありました。
フレンチブルドッグがイギリスのブルドッグのミニチュア版に帰する事に反対し、あくまでコウモリ耳にこだわったのはアメリカでした。
1898年、ニューヨークのウォルドルフ・アストリア・ホテルで開催されたフレンチブルドッグの単独ショーで現在のスタンダードによるフレンチブルドッグが公開されました。
フランスとイギリスで起源について論争のあるフレンチブルドッグを最初に純粋種として認めたのがアメリカである事は興味深いことです。
フレンチブルドッグはコウモリ耳と大きくスクェアな頭部が特徴のきわめて個性的な犬種です。
骨量が多く筋肉質の引き締まった体格で、被毛はなめらかで短毛です。
体高と体長のバランスが良く、室内飼育に向くサイズです。
利口で気立て良く、陽気で活発、愛情深く、ブルドッグのような頑固さは見られず、ほとんど吠えない飼育しやすい犬種です。
